2014年7月1日火曜日

CISTA開業しました


本日7月1日、杉並税務署に開業届を提出しました。
本格的に「CISTA -チスタ-」営業開始です。

提出書類の記入漏れなど色々怒られると思っていたのですが、税務署の人は意外に優しかったです。控えの書類作成をサポートしてくれたり、親切な対応をして頂きました。


CISTAでやっていくこと


CISTAは基本的にデザイン制作(Web・紙両方)、Webシステムの受託開発を請け負う事務所としてやっていきます。個人的にはディレクターとしてのキャリアが長いので、プロジェクト企画段階からお声掛けいただけると一番力を発揮出来ると考えています。不満に思っている業務フロー、広告で迷っていることなど、お客様が気づいたその段階で、概要をお伝え頂ければ、適切な解決案をご提案させて頂きます。軽い気持ちで、ふわっとお気軽にお問い合わせください。

・CISTA -チスタ-
http://cista.co.jp/


知人を経由して、ディレクション業務、システム開発など、ちょこちょことお仕事を頂いておりますが、まだまだCISTAはひよっこです。お仕事大募集中です!


サービス運営も並行してやっていきたい


受託開発も大切なお仕事なんですが、フリーになったからには、自社発のサービス運営も並行してやっていきたいです。

半年ほど前からプランナー野村さんと不動産管理業務ツールを開発中ですが、こちらは長期スパンで考えているプロジェクトなので、売り上げが出てくるのはもうちょい先かなと考えています。

いま直近でやりたいサービスとしてはWebを活用した宅配業をやってみたいです。免許必要無さそうですし。

高円寺周辺で外出しづらいシニア、主婦の皆様からからお問い合わせいただいて、希望の商品を購入してバイクでお届けする”センドマン”というサービスができないか、諸々思案中です。


とにもかくにも


フリーランスという立場は不安はありますが、色々と妄想できて結構楽しいです。妄想で終わることも多いですが、妄想って本当楽しいなと(笑)

お仕事だけでなく、妄想を一緒に語り合える有志も募集します(笑)


2013年9月6日金曜日

【WEBディレクター 会いに行くvol.1 】WEBディレクター 関戸翔太さん|ダイヤモンドメディア株式会社


「WEBディレクター会いに行く」では、クリエイティブな現場で活躍されている方にインタビューを行い、制作現場の現在とこれからを掘り下げていきます。

今回は、ダイヤモンドメディア株式会社でWEBディレクターを担当している関戸翔太さんにお話を伺いました。関戸さんは、過去にダンサーとして東京都から300万の支援を受けて起業した経験があります。社会を最適化したいと理想を語る姿は強い説得力を持っていました。IT系セミナーやキャンプに参加する行動力、ボクも見習わないとです。。

ダイヤモンドメディア株式会社
http://www.diamondmedia.co.jp/

関戸翔太
https://www.facebook.com/shotasekido


お仕事内容をちょろっと教えてください ( ・ω・) ノ


--普段のディレクション業務の流れはどんな感じですか
まず営業と独自のヒアリングシートを活用した社内ミーティングを行います。その後は早速、お客様とキックオフミーティングを行います。ヒアリングシートと経験をもとにサイトのヒアリングを行い案件の概要を固めます。その後はサイトマップ、ワイヤー作成、トップページデザインを作成、下層ページに関してはデザイン・コーディングを同時進行で行います。システム開発がある場合は、実装も同時に行っていきます。

基本的にお客様の満足度も満たしつつ本質的な成果ができるようこちらの提案も交えながら戦略を練るようにしているかなと。

--どのくらいのスケジュールで進んでいくのでしょうか

もちろん規模によりますが受託案件だと2~3ヶ月ぐらいが目安ですね。またうち(ダイヤモンドメディア株式会社 以下DM)はダイヤモンドテールという不動産仲介会社をターゲットにしたWEBサイトのパッケージ開発をしているのですがダイヤモンドテールはディレクションも比較的仕組み化されているので1か月を目安に納品しています。

ダイヤモンドテールは基本、物件検索システムなのでお客様の運用力を把握した上で商圏エリアを明確にし、SEOの設計も含めて、戦略を一緒に作成していくのが一番パワーを使うかもしれないです。

--受託の制作会社として脅威じゃないですか?結局まるっと作らなくて良いパッケージがあって、下手したらグーグルでサイト作れるじゃないですか。

Tumblrとか、Googleもそうですけど、無料サービスでユーザー自身がWEBを創れる!みたいなサービスに対して脅威は抱いてません。そもそも自社の強みや弱みを明確に把握していて、かつ適切な形で情報発信できるお客様って少ないですよ!自社だけでそこまでアウトプットできる会社がいたらその会社は超優秀だと思います!
だからそういう新しいサービスを活用して成果まで創出できる会社はそういないと思うので、心配はしていないですね。

それよりも脅威というか少し心境的に辛いのは、あんまりウェブマーケティングに興味ないけど、ウェブサイトを作れば、とりあえず集客できるし、成果出るんじゃないの?みたいに考えているお客さんの方が脅威かもしれません(笑)。

--受託案件とダイヤモンドテールは、どちらが売上的に大きいですか。
今はダイヤモンドテールの方が売上に与える影響力は大きいです。元々、DMは中小企業に特化した受託案件を専門にしていました。社内にデザイン、マーケティング、システム開発の専門家が在籍しているので、通常の受託の中でもポータルサイト開発に特化して営業していたんですよ。ただそれが体力勝負のビジネスモデルと言うか、中々、1社1社に安価でポータルサイトを提供していく限界を感じていた時に、不動産のお客様で顕著に成果を出しているお客様が数社いて、DMが作るWEBサイトと不動産業界のニーズが合う事に気付いたんですね。それがダイヤモンドテール開発のきっかけです。そこから3年かけて100社程導入いただき、売上比率も変わっていきました。ちなみに商品開発は受託とは違う辛さがあって本当に会社の身を削る思いで開発していました。
でもそのかいあって、ダイヤモンドテールへとシフトしていったことで売り上げも安定し、経営の基盤がつくれたと実感しています。

--会社として、いままでどういう営業活動をされてきましたか
うちはWEBの制作会社には珍しく(?)テレアポやFAXDMなど地道な営業活動をしっかりやっています。ビッグデータの分析からターゲットの明確化、マーケティング手法の明確化など営業チームはかなり強固な仕組みを構築しています。
営業チームが選択と集中を繰り返し成果を上げ続けられるのも、そもそも業界を不動産業界にしぼったという判断が大きかったかもしれません。


組織で働く意味ってなんでしょうか?( ・`ω・)


--制作も兼任されていると伺いましたが、制作経験がないディレクターっていますか
制作を経験していないディレクターはいません。基本的にはディレクターが制作できないと見積もりも出せないし、技術的な会話もできなくなるので、同じ制作チーム内や他部署とのやりとりなどチームワークが悪くなってくると思っています。あとそもそも制作できないと、ディレクターとして成長しないんじゃないかな?だからDMは制作できないディレクターを生まないようにしていますね。

--1人でやろうと思えば企画から制作までできる、独立しない理由ってなんでしょうか
ボク、IT音痴なんですよ(笑)IT系なのにIT音痴ってどういうことなのって感じですけど(笑)そもそもそんなにパソコンのスペックとかネットのインフラとか弱いんですよ。だからそういう技術に詳しいメンバーが居るとかが案外ボクにはでかいかもしれません(笑)
それに進化が早い業界なので最新の技術とか、ボク1人では得れない情報が共有できるっていうのも大きな理由の1つですね。あと決定的なのはメンバーが好きなんですよ!目指すべき部分がズレなければ、ずっと一緒にやっていきたいって思ってます。


目指しているところってあります?( ・∀・)


--今後、どのようなことを手掛けていきたいですか
不動産業界ではダイヤモンドテールだけじゃなくて、業界を変えていけるようなサービスを提案していきたいですね。不動産業界はまだまだ情報がブラックボックスな部分があってどうしても不透明な状況があります。まだまだ業界を最適化できる余地はあると思うのでどんどん業界に提案していきたいですね。個人的な会社のビジョンはWEBの制作会社ではなく、業界を変えていけるような、大きな視点でサービスを提供できるような会社にしたいと思っています。例えばAppleはiTunesやiPodで音楽業界の構造を変えましたよね?PCのメーカからジョブスの力で全く関係ない別の業界を変えてみせた。DMもそんな会社にしていきたいと思っています。
やっぱり社会により大きな影響力あることをやりたいです。


ディレクションとは何ですかねぇ~ (ノ´*ω*`)ノ


--ディレクションって何でしょうか
その質問って難しいですね(笑)ディレクションを定義すると戦略設計、工程管理、クオリティチェックなどあげられると思いますが、ボク的にはお客様のサービスを加速させる応援団長みたいな感じですかね?(笑)あくまでもお客様のサービスを加速させるという前提があるので、WEBディレクターの価値も結果や実績でしか測れない気がします。
制作物を構築してから、成果の結果を示すまでが重要な役割と考えています。


オススメの本とかDVDがあったら訊きたい!(`・ω・)


--最後にこれからを生きるうえでお勧めの読み物があったら教えてください



「不格好経営」(DeNA南場智子)と「ともに戦える「仲間」のつくり方」(ビズリーチ南 壮一郎)の2冊はとてもよかったです。各社長が自分の言葉で綴っていて、ベンチャーが成長していく裏側がすごい伝わってきます。ベンチャースピリットみたいなものを感じたければおすすめです。


あとは毎月購読している「ハーバードビジネスレビュー」(ダイヤモンド社)が無茶苦茶おすすめです。少し格式の高いビジネス雑誌ですが、最先端の経営について記されているので、欠かさず読んでいます。


映画だとインド映画の「きっとうまくいく」が最高におすすめです!
この映画は上映時間が3時間なんですけどめちゃくちゃ面白いです。説明するとやすくなっちゃいそうなので、内容は割愛しますがボクが観た映画の中では自分史上ナンバーワンですね!本当に騙されたと思って観てほしい!


2013年9月3日火曜日

拒否反応が強いフラットデザインを何故デザイナーは受け入れ始めたのか

極力デコレーションせず、色、タイポグラフィ、アイコンなどでメリハリをつけて、シンプルに情報を纏めていくフラットデザイン。近頃リリースされるサイト、アプリはジャンルを問わずフラットな要素を取り入れており、ただのトレンドではない力強さを感じます。

フラットデザインがUIとして世間に認知されはじめたのが、Microsoftから2011年に発表された「MetroUI」です。いままでのデザインの流れにはない斬新なデザインでした。発表当時、操作しづらい、理解しづらいといった不満の声が大きかったように思います。

それがいまや、2013年秋には、Appleも追従する形でios7はフラットデザインを取り入れ、あれだけ質感にこだわっていたアイコンは奥行きの無いシンプルなアイコンに変更されていました。

フラットデザインという拒否反応の強かったスタイルを、何故デザイナーたちは受け入れ始めたのか。理由を考えたところ、4つのポイントが浮かんできました。

(1) ブラウザ間で差がでても破綻しにくい

 

古いブラウザでは再現されないCSSでの角丸設定も、フラットデザインは細かいディティールに拘らないスタイルなので、一部角丸にならない程度ではデザインそのものは破綻しません。ブラウザの制約に縛られにくいため、先進的な実装に取り組みやすい点が挙げられます。

(2)ウェブならではの伸縮するレイアウトに強い

 

文字を画像化せず、パターンやベタで情報をゾーニングするため、ウインドウが伸縮しても、要素の大きさを拡大縮小、エリアの位置を変えるなどして簡単に対応することができます。いわゆるレスポンシブな考え方と親和性が高いです。パソコン、スマートフォン、タブレットなど解像度の異なるデバイスに柔軟に対応することができます。

(3)そもそも狭い画面サイズでは余計な装飾が使いづらい

 

スマートフォンでウェブサイトを見るユーザーは小さい画面のなかで情報を効率よく取得しなければなりません。そのなかに余計な装飾を入れることはユーザーにストレスを与えてしまいます。

(4) 実世界のメタファーに頼る必要がなくなってきた


ユーザーがウェブUIに慣れはじめたという点が大きいです。
数多くのウェブサイトが制作されていくなかで、ナビゲーションの位置、ページ遷移にセオリーが生まれていき、ユーザーと作り手の間で共通認識が形成されました。実世界のメタファーをデザインに落とし込まなくても、ユーザーはシンプルなUIで十分操作可能だという判断になりつつあるのではないでしょうか。


他にもあるかなーと思いますが、とりあえず以上。
ちなみにフラットデザインは万能とは思っていません。今度はフラットデザインの弱点なんかを考察できればと思います。